ヴァルカモニカの岩絵群(-いわえぐん)は、イタリア北部のアルプスの山麓にある世界遺産登録物件。イタリア初の世界遺産登録を果たしたものである。
概要
ヴァルカモニカ(Valcamonica, カモニカ渓谷)は、アルプスの山麓のオーリオ川(Oglio)沿いに約70kmに続いている渓谷である。この渓谷の岩に、約1万年前に彫られたと推定されているものから、ローマ帝国時代のアルファベットの彫られた岩まで約8000年間に渡る線刻画が残っている。
彫られている線刻画の数は約14万点におよぶ。テーマは、農耕、航海、戦争から紀元前1500年頃の集落の地図など多岐に渡り当時の生活を知る貴重な資料になっている。
登録基準
この世界遺産は世界遺産登録基準における以下の基準を満たしたと見なされ、登録がなされた。
- (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
- (6) 顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰または芸術的、文学的作品と直接にまたは明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えている)。